森 久太郎 / qsona
ソフトウェアエンジニア。株式会社リクルート所属。スタディサプリを開発しています。GraphQL / Microservices / Node.js / Rails
GraphQL と Prisma から考える次のN年を見据えた技術選定
11/27/2021, 15:40 - 16:10
Track B
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(Untranslated) これは、 yasaichi さんによる素晴らしいトーク Active Recordから考える次の10年を見据えた技術選定 へのアンサートークです。 私たちのチームでは新規サービスの開発を行っており、開発初期段階でいくつか技術的な判断を行いました。まず、API (public / internal) のプロトコルを GraphQL に統一しました。そして、内部の主要なサービスのうち一つに Ruby on Rails (ActiveRecord), もう一つに Node.js + Prisma という技術選定を行いました。 社内で広く使われていた Rails という選択肢を取ったことは自然でしたが、もう一つのサービスに Node.js を選択したこと、また、ORM ライブラリとして ActiveRecord に思想が近い TypeORM ではなく、Prisma を選択したという決断の理由について、主にアーキテクチャ的背景から理由を説明します。 また、開発期間が2年弱経ち、見えてきた課題も取り上げます。特に、yasaichi さんの資料でも取り上げられている「トランザクションスクリプトを多く用いることになる」という課題について(実際に起きています)、それがどの程度深刻なのかの分析や、今後対処していく道筋について話します。 最後に、TypeScript における class を利用したオブジェクト指向プログラミングについて、なぜそれが他の言語ほどには一般的に使われていないのか、について考察します。