JSConf JP

Sosuke Suzuki

Sosuke Suzuki(he)

筑波大学情報学群の学生で、Ubie株式会社のソフトウェアエンジニア。「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ことを目指して、症状検索エンジン「ユビー」の開発に尽力している。JavaScriptのコードフォーマッタであるPrettierのメンテナとしても活動中。

Track B
15:30-16:00(30 min)

書いたJavaScriptがそのままブラウザで動く未来へ

  • Japanese

リッチな体験を提供するフロントエンドアプリケーションを構築するとき、どのような技術を使いますか?今日では、Next.js や Nuxt.js や SvelteKit などの数多くの選択肢があります。これらの技術は、開発者体験の向上や、プロダクトのデリバリーの加速、ユーザー体験の改善など、多くのメリットをもたらしてくれます。

このような、いわゆるモダンなフレームワークたちの裏側には、TypeScriptやJSXや独自のテンプレート記法からJavaScriptへと変換を行う機能が隠れています。これらの機能によって、静的型に守られたプログラミングや、直感的なUIの記述が実現されています。

でも、思い出してください。実はJavaScriptは高級なプログラミング言語です。明らかに、人間のための機能がたくさんありますよね?しかし、それでは十分でないから、私たちはJavaScriptをコンパイルターゲットとして扱っているわけです。

では逆に、JavaScript、そしてWebにどのような機能があれば、Webアプリケーション開発者は、JavaScriptを直接書くようになるのでしょうか。

このトークでは、私たちがJavaScriptを直接書かない理由について整理し、現在のWeb標準の動向を踏まえた上で、JavaScriptを直接書く未来について考察します。