Micro Frontendsで築いた共通基盤の成長と、運用で積み重ねた試行の軌跡
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マネーフォワード クラウドでは、複数サービスに共通する承認・ワークフロー機能を共通基盤として切り出し、Web ComponentsをベースにMicro Frontendsを運用しています。 2023年7月のリリースから現在まで2年以上、実装検証の段階を含めると約3年にわたり、Micro Frontendsを使った設計・統合方式における試行錯誤を積み重ねてきました。
ランタイム統合によって柔軟なリリースを実現する一方で、運用を通じて見えてきた現実的な課題も少なくありません。 本セッションでは、その過程での意思決定の背景や、そこから得られた学びを中心にご紹介します。
以下のようなテーマを通して、Micro Frontendsの運用で見えてきたリアルに迫ります。
- UIをどこまで共通化すべきか ― 拡張性と組み込みコストのバランス
- Micro Frontends間やコンテナアプリケーションとの疎結合設計とその限界
- 認証・認可のアーキテクチャ変更の背景
- デザインの一貫性の課題
- 複数プロダクトを横断するログ・監視基盤の課題
- パフォーマンス最適化やi18nに向けた取り組み
株式会社マネーフォワード
2012年5月に設立。「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを掲げ、すべてのお金の課題解決を目指すSaaS/Fintech企業。個人向けお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』や事業者向けバックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』など、50を超える多様なサービスを提供。2015年のマネーフォワード Fintech 研究所設立を機に、産業の振興や政策提言への働きかけにも貢献。2017年東京証券取引所マザーズ市場に上場、2021年第一部へ市場変更。2022年4月に市場区分の見直しに伴い、プライム市場へ移行。